名字にまつわるグッズなんてのは
はんこ
くらいしか思いつかなかったのですが、なんということでしょう!
(写真は、ここかしこさんからの引用です)
ほら、こんなにかわいい封筒の
どこに苗字が隠れているか、わかりますか??
ここかしこオンラインショップさん
http://www.kokokashiko.jp/shop/product-38.html
じつは、ぱっと見ただけではわかりにくいんだけれど、名字にまつわるデザインが施されている封筒なので、自分の名字や、あいての名字をさりげなく織り込めるところが素敵だと思います(^^
全部で20種類あるそうですが、たとえば
□ 吉田さんだと「吉」をあしらったデザイン
□ ワタナベさんだと鍋をあしらったデザイン
□ 山田さんだと「山」と「田」を交互にならべてルイヴィトンみたいに(笑)
絵柄が描かれているそうです。
うーん、残念ながらeineの名字はなさそうですが、誰か友達に手紙を送るときに使えば楽しそうです。
(でも、言わないと気づいてくれないかも(^^))
\・\・\・\・\・\・\
さて、歴史まにあでもあるeineさんが気になったのは、おなじオンラインショップで売られていた
(画像は ここかしこ さんからの引用です)
武将のお面!!!!
http://www.kokokashiko.jp/shop/product-57.html
いちおう 例の3人 がモチーフなので、
天下がとれちゃいます!!!!
えらいこっちゃ。
2016年2月13日土曜日
2016年2月4日木曜日
佐藤さん・佐藤姓のルーツの謎を探る 〜どうして関東・東北には佐藤姓が多いのか?!〜
この間からこのブログでも「佐藤姓」のルーツを探っているのですが、調べれば調べるほど、ちょっと不思議な現象に出くわしています。
それはどういうことかと言えば、普通の名字だと、たとえば関東と関西と九州におなじ名字があるとして、
1)関東の○○という名字は、もともとは源氏で、これこれという経緯でどこそこに住み着いて○○を名乗った。
2)関西の○○は、○○村の名前からとった。
3)九州の○○は、もともとは別の△△の子孫だが、どこそこを拠点として○○になった。
みたいな話がそれぞれ見つかるのです。
ところが、佐藤さんの場合は、全然違っていて、
1) 関東の佐藤は、戦国時代にいきなり佐藤だれそれという人物がどこそこに登場。それより前はよくわからん。
2)東北の佐藤は、A地区にいきなり佐藤だれそれがいたことが記録にある。B地区にも佐藤だれそれという別のグループがいる。それぞれ、その前はよくわからん。
3)中部地方にも、鎌倉時代の記録に佐藤ほにゃらら突然登場。そこから前は、藤原氏だと言われている。
って感じなのです。
ね?不思議でしょ?!
\\\\\\\\
こういう謎をまとめると、以下のようなことが言えそうです。
☆ 佐藤さんのルーツは、もともと藤原氏で、藤原公清が「左衛門尉(さえもんのじょう)」という役職についた藤原氏の末裔だから佐藤になった説。
☆ 佐藤姓のルーツは、「佐(すけ)」という補佐官的な役職についた藤原氏からはじまった説。
☆ 佐藤氏のルーツは、佐渡に渡った藤原氏だったので「佐藤」になった説。
☆ 佐藤は、下野国佐野荘を拠点とした一族が由来の説。
まず、これらがベースだとして、そこからいきなり全国各地の各「佐藤さん」へと飛びまくるわけで、やっぱりこれは不思議なことですね。
東北地方の佐藤氏は、(福島県の)信夫地方に拠点をおいた信夫佐藤氏と奥州藤原氏の勢力の関係から、この地方に佐藤姓の勢力が強かったことは概ね分かっていますが、すべてがすべてこの系統というわけでもなさそうなので、べつの理由もありそうです。
姓氏研究家の森岡浩さんは、
”『佐藤』という名字で戦国大名になったり、公家や主要な神官になった例はあまりない。
一般に家臣が主君と同じ名字を名乗らないので、『佐藤』はトップの地位ではないために増え続けて、その結果、日本で最も多い名字になったのでは”
という旨のことをおっしゃっているようですが、 なるほどそれも一理ありそうです。
でも、戦国時代ごろまでは、大名でこそないものの「有力武将」クラスだと佐藤さんはたくさんいるので、これも結果論かなあ、という気もします。
\\\\\\\\
実は、名字というのは「関東型」と「関西型」というのがある程度はっきりわかれていて、
佐藤・鈴木
は関東型の代表格、
田中・山本
は関西型の代表格だといいます。
ここでもうひとつ不思議なことがあって、わたしは個人的にですが
「佐藤と鈴木は、明らかに一般的な名詞じゃない名前」なのに対して、
「田中・山本は、逆に明らかに一般的な、場所の状況を表した名前」だ
と思っています。
なーんか不思議じゃないですか?
たんぼの中、山のふもと、なら誰でもどこでも名づけられそうですが、「佐藤と鈴木」は日常生活から生まれた普通の名前とはどう考えても思えませんよね?
このあたりにも何かヒントがありそうだと思っています。
それはどういうことかと言えば、普通の名字だと、たとえば関東と関西と九州におなじ名字があるとして、
1)関東の○○という名字は、もともとは源氏で、これこれという経緯でどこそこに住み着いて○○を名乗った。
2)関西の○○は、○○村の名前からとった。
3)九州の○○は、もともとは別の△△の子孫だが、どこそこを拠点として○○になった。
みたいな話がそれぞれ見つかるのです。
ところが、佐藤さんの場合は、全然違っていて、
1) 関東の佐藤は、戦国時代にいきなり佐藤だれそれという人物がどこそこに登場。それより前はよくわからん。
2)東北の佐藤は、A地区にいきなり佐藤だれそれがいたことが記録にある。B地区にも佐藤だれそれという別のグループがいる。それぞれ、その前はよくわからん。
3)中部地方にも、鎌倉時代の記録に佐藤ほにゃらら突然登場。そこから前は、藤原氏だと言われている。
って感じなのです。
ね?不思議でしょ?!
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こういう謎をまとめると、以下のようなことが言えそうです。
☆ 佐藤さんのルーツは、もともと藤原氏で、藤原公清が「左衛門尉(さえもんのじょう)」という役職についた藤原氏の末裔だから佐藤になった説。
☆ 佐藤姓のルーツは、「佐(すけ)」という補佐官的な役職についた藤原氏からはじまった説。
☆ 佐藤氏のルーツは、佐渡に渡った藤原氏だったので「佐藤」になった説。
☆ 佐藤は、下野国佐野荘を拠点とした一族が由来の説。
まず、これらがベースだとして、そこからいきなり全国各地の各「佐藤さん」へと飛びまくるわけで、やっぱりこれは不思議なことですね。
東北地方の佐藤氏は、(福島県の)信夫地方に拠点をおいた信夫佐藤氏と奥州藤原氏の勢力の関係から、この地方に佐藤姓の勢力が強かったことは概ね分かっていますが、すべてがすべてこの系統というわけでもなさそうなので、べつの理由もありそうです。
姓氏研究家の森岡浩さんは、
”『佐藤』という名字で戦国大名になったり、公家や主要な神官になった例はあまりない。
一般に家臣が主君と同じ名字を名乗らないので、『佐藤』はトップの地位ではないために増え続けて、その結果、日本で最も多い名字になったのでは”
という旨のことをおっしゃっているようですが、 なるほどそれも一理ありそうです。
でも、戦国時代ごろまでは、大名でこそないものの「有力武将」クラスだと佐藤さんはたくさんいるので、これも結果論かなあ、という気もします。
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実は、名字というのは「関東型」と「関西型」というのがある程度はっきりわかれていて、
佐藤・鈴木
は関東型の代表格、
田中・山本
は関西型の代表格だといいます。
ここでもうひとつ不思議なことがあって、わたしは個人的にですが
「佐藤と鈴木は、明らかに一般的な名詞じゃない名前」なのに対して、
「田中・山本は、逆に明らかに一般的な、場所の状況を表した名前」だ
と思っています。
なーんか不思議じゃないですか?
たんぼの中、山のふもと、なら誰でもどこでも名づけられそうですが、「佐藤と鈴木」は日常生活から生まれた普通の名前とはどう考えても思えませんよね?
このあたりにも何かヒントがありそうだと思っています。
2016年2月1日月曜日
あなたの先祖・ルーツを調べます! あなたの名字の由来をひも解いてみませんか?
名字について調べているうちに、いろいろな方の名字とそれにまつわる歴史をもっと調べたい!ということでこんなサービスをはじめてしまいました。
ココナラ
あなたのご先祖、ルーツを調べます。
↑500円で、名字から歴史上の記録や資料に基づいて、ルーツを探します!というサービスです。
「●●家のルーツ」という資料を作成してPDFファイルでおつけしようと思っています。
名字の調べ方にもいろんな方法があるのですが、基本的には、歴史に関わる文献から調べるので、
☆戸籍をとったり
☆お墓を調べたり
☆現地に行ったり
するのは難しいです。ご理解ください。
家紋の情報などがあると、ヒントになる場合がありますので、ご依頼の際には、その辺もお知らせくださるとうれしいです。
しかし、依頼してくださる方は、現れるのだろうか?!(^^;
ココナラ
あなたのご先祖、ルーツを調べます。
↑500円で、名字から歴史上の記録や資料に基づいて、ルーツを探します!というサービスです。
「●●家のルーツ」という資料を作成してPDFファイルでおつけしようと思っています。
名字の調べ方にもいろんな方法があるのですが、基本的には、歴史に関わる文献から調べるので、
☆戸籍をとったり
☆お墓を調べたり
☆現地に行ったり
するのは難しいです。ご理解ください。
家紋の情報などがあると、ヒントになる場合がありますので、ご依頼の際には、その辺もお知らせくださるとうれしいです。
しかし、依頼してくださる方は、現れるのだろうか?!(^^;
佐藤さんのルーツを調べてみました。 後編なりよ。(佐藤姓・佐藤氏の由来)
前回に引き続いて、佐藤さんのルーツ後編です。
17)新潟県の佐藤氏 …越後三条の佐藤氏は、新発田城が拠点。賀茂系神社の神主さんの系統も。本性菅原との説があります。
18) 栃木県の佐藤氏 …下野地方の佐野氏は、安蘇郡佐野村の出で、佐野の藤原氏の意味だとか。佐野村の佐藤氏は、那須一族という説も。
19)山梨県の佐藤氏 …佐藤忠信の叔父の子孫という説があります。佐藤忠信は平安末期の武将で奥州藤原氏に仕えました。歌舞伎では狐忠信として有名ですね!
20)織田信長の子孫の佐藤氏 …織田信高は別名佐藤四郎と名乗ったらしいので、その系統。
21)飛騨地方の佐藤氏 …諏訪城主に佐藤氏がいます。
22)岐阜県の佐藤氏 …こちらは蛇尾山城主。加治田城主も信長家臣になった佐藤氏。
23) 滋賀県の佐藤氏 …蒲生氏の家臣に佐藤氏がいます。
24)伊賀地方の佐藤氏 …鎌倉時代に佐藤伊賀守が着任。その子孫は伊賀氏となったそうです。
25)京都の佐藤氏 …こちらも佐藤忠信子孫という佐藤氏です。
26)但馬地方の佐藤氏 …源平時代に、城崎を拠点にした佐藤氏がいるそうです。
27)岡山〜広島地方の佐藤氏 …出自はあまり明らかではありませんが、戦国時代ごろにこの地方にも佐藤氏の記録があります。
28)香川県の佐藤氏 …香西氏の家臣。
29)佐賀地方の佐藤氏 …龍造寺氏は、佐藤氏の末裔という説があります。大村藩士にも佐藤の名字があります。
30)鹿児島の佐藤氏 …神主さんの家系として佐藤氏が記録にあります。
駆け足でまとめているので、抜けているものもあります。とりいそぎでごめんなさい。
17)新潟県の佐藤氏 …越後三条の佐藤氏は、新発田城が拠点。賀茂系神社の神主さんの系統も。本性菅原との説があります。
18) 栃木県の佐藤氏 …下野地方の佐野氏は、安蘇郡佐野村の出で、佐野の藤原氏の意味だとか。佐野村の佐藤氏は、那須一族という説も。
19)山梨県の佐藤氏 …佐藤忠信の叔父の子孫という説があります。佐藤忠信は平安末期の武将で奥州藤原氏に仕えました。歌舞伎では狐忠信として有名ですね!
20)織田信長の子孫の佐藤氏 …織田信高は別名佐藤四郎と名乗ったらしいので、その系統。
21)飛騨地方の佐藤氏 …諏訪城主に佐藤氏がいます。
22)岐阜県の佐藤氏 …こちらは蛇尾山城主。加治田城主も信長家臣になった佐藤氏。
23) 滋賀県の佐藤氏 …蒲生氏の家臣に佐藤氏がいます。
24)伊賀地方の佐藤氏 …鎌倉時代に佐藤伊賀守が着任。その子孫は伊賀氏となったそうです。
25)京都の佐藤氏 …こちらも佐藤忠信子孫という佐藤氏です。
26)但馬地方の佐藤氏 …源平時代に、城崎を拠点にした佐藤氏がいるそうです。
27)岡山〜広島地方の佐藤氏 …出自はあまり明らかではありませんが、戦国時代ごろにこの地方にも佐藤氏の記録があります。
28)香川県の佐藤氏 …香西氏の家臣。
29)佐賀地方の佐藤氏 …龍造寺氏は、佐藤氏の末裔という説があります。大村藩士にも佐藤の名字があります。
30)鹿児島の佐藤氏 …神主さんの家系として佐藤氏が記録にあります。
駆け足でまとめているので、抜けているものもあります。とりいそぎでごめんなさい。
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